でたらめ(出鱈目)
いいかげんで筋道の通らないこと。
- <1>古語「出・たら・め」説
- ■「出」→動詞「出る」、■「たら」→完了の助動詞「たり」の未然形、■「め」→婉曲の助動詞「む」の已然形、の3語が合わさった「で・たら・め」が名詞になったものです。「(言葉で)出てしまったならば、それが真実であろうとなかろうとどうでもいい」という意味になり、「いいかげん」という意味で使われるようになりました。
- <2>賭博説
- 「目」はサイコロの目のことです。賭博では、たまたま出た目のまま、偶然の運命に従わなければなりません。「出たら、目に従え」という意味から、不規則で思うようにならないサイコロの目を「いいかげん」と捉え、隠語として「でたらめ」と表現したのがはじまりです。