つべこべ言う
出しゃばってあれこれとしゃべり立てたり、不平、理屈などをうるさく言う様子をいう。ぶつぶつ、つぶつぶなどと同様の擬音語。
- <1>つべらかべら説
- 「あれや、これや」とぶつぶつ言うことを昔の言葉で「つべやら、かべやら」と表現していました。それがだんだんと略されて「つべら、かべら」→「つべらこべら」→「つべこべ」と変化していきました。
- <2>つべすべ説
- ぶつぶつ文句を言う様子を表した「つべつべ」と、油ぎってぬるぬるつるつるしている様子を表した「すべすべ」を合わせたもの。滑らかにとどまることなくうるさく言う様子を表して「つべすべ」と言っていたものが「つべこべ」に変化していきました。