●二重敬語
話す お話しになる お話しになられる 「話す」に「お〜なる」と「〜れる」という尊敬表現を重ねています。 昔から「尊敬語+尊敬語」というように、重ねて使う強い尊敬表現があります。 これを「二重敬語」や「最高敬語」といいます。 かつては帝を中心とした皇族にしか使わないものでした。 クドく感じるので、二重敬語はできるかぎり避けるのが一般的ですが 短い表現で違和感がなければ、使ってもいいと思います。 ●「村井先生は、作品についてお考えになっていらっしゃいます」 という表現は、二重敬語のようですが、 「考えて」を「お考えになって」とし、「いる」を「いらっしゃる」としています。 それぞれ別の動詞を敬語にしているので二重敬語にはあたりません。 |