ヨーロッパアルプス オートルート  (シャモニーからツェルマット
                 2010/6/24ー7/9 10人


2年前のスイスアルプスに続き、オートルートを歩くことにしました。ネットで検索して以前にツールド・モンブランでお世話になったアルプスジャポンにお願いしました。ガイドは亜津美さんを指定して日にちを調整しました。
飛行機はAさんの知り合いでキャセイ航空を予約しました。しかし出発日の朝になって、飛行機のトラブルでカタール航空に変更になり、ドーハー経由23:55発に変更になりました。ジュネーブには翌日の14:20着で3時間程遅れての到着ですが乗り継ぎが1つ少なくなって楽になりました。

6/25 手配していたバスでジュネーブ空港からシャモニーのパークホテルに着きました。アルプスジャポンの高橋さんが迎えてくださり、適切なアドバイスをもらいました。彼女の管理しているシャレーを見がてら、近辺の散策をしました。近くの旅行社で予約を取ったパークホテルは2人、4人、4人の部屋でしたが、差が大きく2日間で交代することにしました。夕食は近くの郷土料理の店に行きました。メニューが良く分からず適当に注文しましたが、飛行機での食事で皆余り空腹でなかったもので、もてあましました。

6/26 飛行機の長旅と時差ぼけで今日は簡単なコースでフローリア小屋(1337m)までのトレッキングです。土曜市を冷やかして、ホテル・アルピナをやっと見つけて進み、未舗装ながら広い道であちこちでフウロやデイジー、ミヤコグサなど色とりどりの花が咲いています。石造りの小屋の壁一面にゼラニューム等の花が飾られたフローリア小屋で、モンブラン山群を眺めながらゆっくりとティータイムです。帰りは小屋を通り越して、右手に降りる急坂の山道を下ってシャモニーまで戻りました。

フローリア小屋 フローリア小屋
グランドジュラス。エギュウドミディ。モンブラン ドリュー  グランドジュラス

 6/27 今日はシャモニー・マラソンの日で昨日からシャモニーの町は賑わっています。

マラソンで賑わう早朝のシャモニーの町 マラソンのゲート

シャモニーバスでレ・プラ(1060m)まで行きフレジュール(1894m)で乗り継ぎランデックス展望台(2396m)まであがります。ここからラックプランまで下る予定でしたが、前日インフォメーションの日本語をしゃべるおばさん(面白い人)によると、雪が多くて無理なのでフレジュールから登るように勧められました。現地の人は大概このコースを取るようで沢山の人が登っていきます。一部岩崩れの道があり、ごろごろ岩の道を歩きます。雪道もありますが良く踏まれていて歩きやすいです。お花もあちこちで咲いています。2時間半ほど登ると雪解けがまだ一部分残ったラックプラン(2352m)に着きました。ゆっくりと昼食を採って、来た道を戻ります。

ランデックスからの眺め フレジュールからの歩き始め
一部分しか湖面の見えないラックプラン湖 雪道を戻る

ラ・プラまで下りバスでシャモニーに戻ります。プランプラ(2000m)からブレバン(2525m)までゴンドラで上がり、又違った展望を楽しみます。
今日の夕食は近くのレストランで、他の客が食べている料理を見て、「あれとあれ」と言ってサーモンのサラダとグラタンを注文し、おいしく食べることが出来ました。

途中の池で一休み プランプラの町
ブレバン展望台からの眺め ブレバンからフレジュウルへのゴンドラ

6/28 晴天が続いています。今日はエデュードミディ(3842m)に登りゆっくりと展望を楽しんだ後、イタリア側のエンブロイネン展望台(3462m)まで3台続いたのゴンドラで行きます。所々でスピードがゆるくなり展望を楽しませてくれます。

エデュード・ミディ展望台よりのモンブラン グランド・ジュラスとダンデ・ジュアン
エルブロイネンへのゴンドラ モンテローザ
メールド氷河とクレパス エドゥドミディで岩登りをする人

氷河や下を登山している人が豆粒のように見えます。ツールドモンブランの折にもエンブロイネン展望台にはクールマイユールから上りましたが、その折は一瞬の晴れ間しかありませんでしたが、今日はまったくの快晴で寒くもありません。ゆっくりと展望を楽しんでシャモニーまで戻りました。2日間のマルチパスを買っていましたので、ラ・ツール(1462m)までバスで行き、バルム峠(2186m)までゴンドラで上りました。今日は今まで荒々しい岩山を見てきましたので、のどかな草原はお花もあちこちで咲いていたり、マーモットの鳴き声がしたりでゆったりとした気分になりました。

バルム峠近くの花畑 バルムの峠と小屋

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