北アルプス           霞沢岳   (2645.6m
                      2010/8/5-8/7  4人


自宅5:30−上高地12:30−明神登山口(白沢出合)13:21−徳本峠小屋15:18
8/6 小屋5:35−ジャンクションピーク6:27−霞沢岳9:38/10:00 ージャンクションピーク13:00−徳本峠小屋14:00/14:20ー明神登山口15:45−明神館

5日(木) 自宅を5時半に出発して筒井駅で4名に合流しました。名阪から湾岸道、中央道、長野道松本ICで降りて158号を走り沢渡駐車場に順調に到着しました。駐車場は沢山空いていてうまく木陰に駐車することが出来ました。昼食を済まして出発です。タクシーの運転手が寄ってきて4000円で上高地に行ってもらうことにしました。(標準値、ごみを引き取ってもらいました)明神館を通り越して、白沢出合からしばらく平坦な道を進んだあと登山道を上ります。小鳥の鳴き声がしきりにします。聞きなれない声に耳を澄ませます。そう、駒鳥、馬の鳴き声その通りでした。

メタカラコウ センジュガンビ ミゾホウズキ
                                          
白いセンジュガンビやカニコウモリ、メタカラコウ、ソバナなどの花が次から次と咲いています。蒸し暑くてムカムカします。熱さになれないで熱射病の軽い症状でしょうか。水場ではタオルで体を冷やします。今日は標高差600mと軽い気持でいたせいでしょうか。体が非常につらいです。途中霞沢岳に登って降りてこられた2名に出会います。「朝4時に出て今です。ばてばてです」明日は相当な覚悟で望まなければと思います。真新しい木の香りのする徳本小屋に到着しました。30人定員で今日は28人との事。電話申し込みをしたときは「混んでますよ」と言われましたが、羽毛布団でぐっすりと休むことが出来ました。

奥が新しい徳本峠小屋 小屋の食堂風景 徳本峠

6日(金) 5時からの朝食を済ませて出発です。生憎と一面にガスが掛かっています。ジャンクションピークまでは厳しい登り一方の道です。そこから30分ほどぐんぐんと下って小さな沼のような所に出ます。それからは登って下っての繰り返しです。それが半端じゃない距離と高低差です。霧は晴れましたが雲が出ていて穂高連峰の展望はさっぱりです。チラッと奥穂から西穂への稜線が見えました。下は帝国ホテルの赤い屋根が見えます。前に進むK1,K2霞沢岳も雲に隠れたり、チラッと見えたりです。笠岳も一瞬見えました。焼岳だけはやけにきれいに見えます。

帝国ホテル 笠岳
焼岳 明神岳と奥穂から西穂の稜線
K1・K2 霞沢岳山頂

やっとの思いで霞沢岳山頂に到着です。朝が早かったので昼食タイムです。帰りもやっぱりアップダウンの連続です。相変わらず穂高連峰の展望は得られません。行きと同じぐらいの時間が掛かってやっとの思いで峠小屋に着きました。1750cc持っていた水分は飲みきりました。小屋に置かせてもらっていた要らない荷物を引き取って、上高地まで下りました。金曜日のことで下から登ってくる沢山の人に出くわしました。今日は明神館で宿泊です。幸いにも相部屋料金で個室に泊まることが出来ました。ラッキー

マルバダケブキ。サラシナショウマ キヌガサソウ タマガワホトトギス
クサボタン ジャコウソウ ヤマトリカブト

7日(土)5時半ごろから明神池の辺りの散策です。朝靄の掛かった池は静かで木漏れ日がまぶしいです。7時前に小屋に帰って来ると夜行で来た登山者が沢山休憩していました。これからの山行に期待をこめて希望に膨らんで見えました。
私たち今回の霞沢岳は思っていた以上に厳しい山でした。せめて展望が得られていたらと残念です。

朝焼けの明神岳 六百山と霞沢岳
明神池の木漏れ日 朝靄の明神池

   山行記に戻る  トップページに戻る