二上山博物館

−二上山と3つの石−

「二上山と3つの石」 これは二上山博物館のテーマです。
万葉の時代から神秘の山として崇められてきた二上山は、それとは全く別の面も持っています。
二上山は今から約1500万年前頃に大噴火した火山なのです。
この噴火によって二上山には全国的にも興味深い3つの石が生まれました。
その石とは、石器の材料として石器文化を生み出した「サヌカイト」、加工の容易性と優れた耐熱性で古墳時代から石棺や建築資材として多用された「凝灰岩」、古事記の時代から現在まで研磨材として用いられる「ざくろ石(金剛砂)」です。
これらの3つの石によって二上山は旧石器時代から今日までその美しい姿で人々に安らぎを与えてきただけでなく、人々の暮らしの中で大きな役割を果たしています。
「二上山博物館」はこの「3つの石」を中心に二上山に焦点を当て、歴史的風土と自然の特徴を親しみやすく解説展示している市立博物館で、「ケイプ、リビエール」の東約1km、香芝市役所前にあります。


古墳から出土した石棺





サヌカイトの原石

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