冷媒

産学官の研究開発グループはオゾン層保護と地球温暖化防止を両立させるフロン代替物質を見つけた。エーテル系フッ素化合物(ＨＦＥ)の中から、中・高温領域用として使用可能な「ＨＦＥ−２４５ｍｃ」と、低温域用の「ＨＦＥ−１４３ｍ」が有効なことを突き止めた。2つの物質とも、これまで冷媒用に広く使われてきたＨＦＣ(ハイドロフルオロカーボン)と同様にオゾン破壊係数がゼロであるうえ、温暖化係数がＨＦＣの半分以下。安全性にも優れている。
冷媒に関して調べてみました。

ＣＯ２冷媒を使用した給湯器の説明。ＣＯ２式冷媒は約100気圧という高圧のコンプレッサーを必要とするため、騒音・安全性や製作費などの課題を抱えている。ＣＯ２式の特徴は
冷媒オゾン層破壊係数＝“０”
地球温暖化係数は、フロンの“1／1700〜1／1500”
可燃性がなく、給湯など高温度差加熱用途に適した冷媒
などです。

R-400シリーズ冷媒のカタログ。「オゾン破壊能力ゼロで環境に優しく、不燃・低毒性で化学的、熱的、組成的な安全性も兼ね備える」とある。低毒性ということはわずかに毒性ということか。R400はフルオロカーボン系とのこと。

CFC冷媒を使った機器の冷媒回収についての説明。機器廃棄時は冷媒回収が必要で廃棄費用は機器使用者の負担。

冷媒フロン回収ハンドブックというページ。

フロン回収に関わりのある法律

炭化水素冷媒についてのページ。炭化水素冷媒にはシクロペンタン、イソブタン、プロパンなどがある。これらは冷媒として、50年以上にわたって使われてきた天然気体で自然冷媒とも呼ばれる。容易に手に入り、代替フロンより安い。効率も良い。温暖化係数は3以下。寿命が短く、地球温暖化への影響は無視できる程度。当然可燃性ガスである。

自然冷媒(ＣＯ2)給湯機の説明

株式会社テルムの冷媒フロン分解無害化処理システムについて

松下冷機株式会社のノンフロン冷媒（Ｒ６００ａ）を使用した、ノンフロン冷媒用新冷却システム

３Ｍの〈ノベック〉HFEの説明。HFEは、凝固点が-100℃以下と非常に低く、極低温城での2次冷却可能。フロン代替え液体として使用。

ＣＯ２冷媒の仕組みについて説明があります。

ハイドロフルオロカーボン（HFC）冷媒対応冷凍機油について

Ｒ４０７Ｃ（ＨＦＣ系）を使用したエアコンの説明

フロンの回収対象はオゾン層破壊係数の大きい特定フロン　CFC-11、CFC-12、CFC-113、CFC-114、CFC-115ということです。

アンモニア冷媒についての説明。

冷媒に関するコラム。自然冷媒から最新の水素吸蔵合金（ＭＨ合金）やペルチェ素子を使用したものまでの説明

自然冷媒アンモニアの説明が詳しい。

旧冷媒 HCFC(R22) と新冷媒 HFC(R407C) / HFC(R410A) の比較表

代替え冷媒の特徴。

冷媒の種類と特徴

ストップ・フロン地球温暖化を防ぐ道 著者：石井史 / 西薗大実 出版社：コモンズ 本体価格：1,700円

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