ヤマブシ茸

ヤマブシ(山伏茸)は神経細胞成長因子（ＮＧＦ）ヘリセノンや免疫力を活性化するベーター・ディー・グルカン類を豊富に含み、１００ｇ中に食物繊維が４０．１５ｇ、ビタミンＢ１が２．３４ｍｇ、ビタミンＢ２が３．５１ｍｇ、コレステロール低下作用を果たすリノール酸が脂肪酸組成の４０％を占め、人体の蛋白質を構成する８種類の必須アミノ酸がバランス良く含まれており、ヤマブシ茸は健康保持には理想的な食用キノコです。

ヤマブシ茸の由来は、担子菌類（Basidiomycetes）、ヒダナシタケ目（Aphyllophorales）、ハリタケ科（Hydna-ceae）に分類されている、ヤマブシ茸（Hericium erinaceum）は、日本や中国全土に広く分布している食用キノコのひとつです。かさがなく、ハリネズミのような外観のキノコです。秋にブナやミズナラの括れ幹に生えます。数が少なく、キノコ狩りに行って発見するは非常にむずかしいようです。

中国では、その子実体（キノコ本体のこと）が猴（猿、テナガザル）の子供の頭に似ているので、猴頭（ホウトウ）の名があり漢方薬としてそれを乾燥させたものを、猴頭（Houtou　シシガシラ）と呼んでいます。胃炎や肝炎の症状改善、強壮といった効果のほかに、にきびからガンまで種々の症状に即効性があることがわかってます。血圧や血糖値が下がった、不整脈が治った、アトピーや喘息が治った、四十肩が治った、白髪が黒くなった、老眼の進行が止まったなどの報告もあるようです。注目されているのは、ボケやアルツハイマー型痴呆症に対する効果です。免疫力を高めることで有名なβ-Ｄグルカンがヤマブシ茸に含まれ、がんなどの腫瘍をはじめ、ウィルス感染によるインフルエンザ予防効果もあるといわれてます。そして食物繊維・ビタミンを豊富に含んでいる食品です。

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