もみ返しで痛い〜「もめば良くなる」と信じている人が多いようですが、そんなことはありません。たいていの痛みの原因は関節に由来します。関節に対する負担が関節炎を起こし、関節炎があると周辺の筋肉にコリが生じます。たいていの人はこのコリを痛みの主な要素と思っています。「筋肉が痛い」「スジが引く」などの表現はこれを意味します。根本的に治さないといけないのは関節です。それなのに関節は無視したまま筋肉をグリグリ押さえるのが「もむ」という行為です。みなさん、筋肉をもむときには筋肉しか触っていないようにお思いでしょうがそうではありません。たいてい、押さえている筋肉のすぐ奥には骨や関節が存在します。つまり、「グリグリ押す」と関節をグリグリ動かしていることになるのです。もともと悪い根本である関節の存在を無視し、「グリグリ動かす」と半日ほどして関節の腫れが最高に達します。こうしてマッサージ後の激痛が完成するのです。わけのわからないまま、体を触ることは危険きわまりないのです。

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