日常、何に気をつければよいか?〜自分でできることは、炎症関節に対する負担を軽減するしかありません。つまり安静にすることです。ここで言う安静とはじっと寝ていることではありません。炎症関節に負担をかけないと言うことです。ですから普通に生活しても良いのですが、痛みを出さないように心がけることが必要です。最も悪いことは、「痛みがないか試す」ことです。多くの人は「少しは良くなってないかな〜」と腰をねじったり、肩を動かしたりしてみる。そして「やっぱり痛い」と残念がるわけです。知らないでしていると、この行為は1日に何度も習慣的に行ってしまいます。ところで腰をねじったりして痛みが出るのはなぜでしょう。それは腰の腫れてる関節に負担がかかるからです。腫れている部分を刺激しているといつまでたっても腫れがおさまりません。かさぶたをはがしているといつまでたっても治らず、次第に傷跡が残るようになりますが、関節炎の場合も同じで刺激を続けていると炎症が慢性化していきます。だから、いたみをわざと出すようなことは慎まなければなりません。「痛みを出さない努力」が最大の治療なのです。