痛みの概念を変革させたAKA!
AKAとは日本語で「関節運動学的アプローチ」といいます。大阪大学医学部出身の医師、博田節夫先生が関節の微妙な動きを研究することで、関節の病気を治すことにつながるのではないかと研究を進められたのがそもそもの始まりでした。1979年のことでした。
はじめは関節リウマチの患者さんの治療に使われました。すると、車椅子で受診したリウマチ患者さんが診察の終わりには歩いて帰れるようになるといったケースが見られたのです。そして「関節の動きを調整することで、調整した関節だけでなく、まったく離れた部分の痛みがなくなる」という現象が起こることが確認されたのです。「これは、ひょっとして関節の動きを治すだけでなく痛みの治療法として非常に重要な発見になるかもしれない」と考えられ、精力的な研究が始まったのです。
これまでわかってきた結論から先に述べますと、骨盤の部分にある仙腸関節の動きを調整することで腰痛はおろか足の痛み、手の痛みなど非常に広範囲の痛みを改善させうることがわかっています。また、首の付け根の肋骨と背骨の間の関節(第一肋椎関節)の動きを調整することで肩こり、頭痛、手の痛みが改善するなど体じゅうの関節について目覚しい研究成果が得られています。そして、こうした研究成果は従来の痛みに対する治療概念を大きく変更させる可能性を持つものとしてにわかにクローズアップされています。
なぜ、骨盤の関節を治療することで遠くはなれた部分の痛みが治るのか、その点について解説することにいたします。(以下、少し難しくなりますが・・・)