仙腸関節の構造

 仙腸関節は骨盤の部分にあり、腰から上のすべての体重を支えると同時に、わずかに動くことによって前にかがんだり体をそらせたりといった柔軟性を腰に与えています。このように上半身の全体重を支えると同時に柔軟性も兼ね備えていなければならないために容易に捻挫したり、関節炎を起こしたりします。

 仙腸関節は骨と骨のつなぎ目にあたるわけですが、単に骨と骨が合わさっているだけでは体重を支えることはできません。骨と骨をつなぐ強靭なスジスジ(関節包や靭帯)があるから支えることができているのです。そしてこのスジスジは若い頃にはみずみずしく弾力があるのですが、年をへるにつれシワシワになり弾力がなくなります。そのため容易に捻挫を起こしたり、関節の動きにスムーズさがなくなり、さび付いたように硬く動かなくなったり、関節炎を起こしたりするようになります。

 例えば重いものを持つことで起きるギックリ腰は仙腸関節の捻挫ですが、年齢とともに軽い動作でも起きるようになってきます。また、安静に座っているだけでも長時間同じ姿勢でいると仙腸関節は徐々にネジレた状態になり元の位置に戻らなくなってしまいます。このため座った状態から立つときに「アイタタッ」と感じるようになってきます。このようにして仙腸関節は慢性的に腫れて動かなくなっていくのです。

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