関節のセンサーとしての機能を改善させるには・・・?

 動きが悪くなってセンサーとしての役割を果たせなくなったのですから、関節の動きを改善させてあげる必要があります。しかし、現代の検査方法では「動きの異常」があるのかどうかすら判断する方法がありません。レントゲンにしてもCTなりMRIにしても「形の異常」は判断できても「動きの異常」は判断できないのです。そして、こうした「関節の動き」を追求した学問が「関節運動学」であり、悪くなった動きを適切に評価し改善する技術が「関節運動学的アプローチ(AKA)」なのです。AKAではわずか1ミリ程度の関節の動きを判断し治療することができます。

 たとえば、ある人の仙腸関節が片寄った位置に「こびりついて」動かなくなっている場合、センサーが異常な働きを起こして肩こりが起こったりします。そして、AKAを用いてこの「こびりつき」をほぐしてあげるとセンサーが正常に働き、あっという間に肩こりがなくなってしまうのです。わずか1ミリ程度しか関節を動かさないために治療される側は何をされているのかほとんど感じることができません。「なでられている」程度にしか感じません。逆に力まかせに強く動かそうとするとかえって微妙なコントロールができなくなり治療はうまく行きません。こういうことから、きわめて安全な治療であるといえるのです。

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