79:善い行い。

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「今日、善い行いをしましたか?」

最近、普通の行動と善い行いの境目が分からなくなりました.
善い行いなんて別にしなくてもいいです.もっとも、する必要はありません。
『一日一善』なんて言葉がありますが、この言葉を最初に言った人の頭の構造が分かりません.

影でこそこそ人の役に立つことをする人は善い人だと思いますが、
あからさまに善い事をする人は善い人ではないです.

善い行いとは、人を喜ばせて、初めてそれが成立します。

善い行いをすると、必ず見返りがあります.
形として返ってくるものではないにしても、人に好印象を与えます.
友達に「いい奴」と思わせたり.

ポイント上げるために、やらなくていい仕事をしている人がいると、その場の雰囲気が悪くなったりするので良くありません。

たまに見かけるのが、『老人に席を替わってあげる』人です。
「どうぞ、座ってください」
「いえいえ.よろしいのに。」
これは考えものです.
本当に老人が気分悪そうにしていたら替わってあげればいいが、
普通にしてる人に替わるのはダメです.
老人は申し訳ない気持ちで一杯ですし、替わってあげなかった隣の席の人の気分は
良くありません.

私は、普段からこんな事ばかり考えています.
私は20年生きて参りましたが、小学生の頃からずっと考え続けています.
この問題は、他人の行動・思考を観察することから始まります。

『あからさまに良いことは悪いことだ』
しかし、これには例外がありました。

サークルで最近、部員の誕生日にお祝いをすることがあります.
それで、今日も誕生日パーティみたいな事をしました.

本人の全く知らない所で計画は進行し.
誕生日当日.サークルの最中に何の前触れも無く誕生日パーティに突入します。
ケーキにプレゼント、そして誕生日カード。
もてなしを受けた本人はあまりの衝撃に、感動してしまいます.

人を感動させる…
ここまでくると善い悪い理論は崩壊します。
他にも、色々な考え方の違いにより例外はありますが…

いらん所で善い行いをするよりも、普通の人を演じるというのが一番無難で確実な生き方です.
今の世の中はこんな感じではないでしょうか。
1/7 4:05(水)