■初冬の情景
□消えゆく日本の文化の象徴でもある茅葺き民家を、とにかく写真で遺そうと四季折々出かける。冷え込んだ朝、霜の降りた茅葺き屋根から霜が蒸気となって煙のように舞い上がっている。冬枯れした楓の木を手前に、露出をかなり切りつめて撮影した。この屋根はかなり年数を刻み苔むしていた。新しいと、こういった風情はでない。
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