気楽に殺ろうよ(藤子・F・不二雄「SF短編PERFECT版」第1巻収録他)このコーナーは管理人が読んだ、遊んだ、見た、聞いたものを個人的な価値観で紹介( 一般的認識とは少しずれた発言などが見られると思いますが、暖かく見守ってやってください。 さてさて、コーナー紹介もここまでにし、まず第一に紹介させていただきまするのは、 ドラえもん、パーマン、オバQなど国民的なキャラクターを生み出した藤子・F・不二雄先生の短編の中の一つ 「気楽に殺ろうよ」もう題名からしてやばい雰囲気を醸し出しているこれですが、肝心の中身は 「朝起きてみると、主人公の周りは性欲と食欲に関する常識が逆転し、人の命も軽んじられる世界になっていた。」 この話のメインともいえる主人公と心理学者の対話は非常に哲学的なもので面白いのですが、 それよりも性欲と食欲が逆転した世界の描写のほうが印象に残ると思います。 赤ん坊が気に入らなければゴミ箱に捨て、その場で子作りを始める若いカップル(なんか現代社会と被る点もあるかも)。 駅のホームで夫を殺し、それを気にもしていない近所の奥さん(このババア怖えよ)。 幼児用の絵本に平然とあるSEXシーン(しかもシンデレラ・・・・)。 食事をするときに気恥ずかしそうにする家族(昼間からカーテン締め切って食事なんて健康に悪そう・・・)。 どうですか?まさに「性欲と食欲に関する常識が逆転してる世界」って感じでしょう。 この話のテーマである「非常識も常識と思えばなんということもない」というのは先ほども書きましたが非常に哲学的であり、 千葉大教授である永井均の著「マンガは哲学する」でも取り上げられていました(この作品面白いですよ)。 「周りの常識と自分の常識が違う場合、果たして自分の常識が常識でありうるのか?」考えさせられるテーマだと思いませんか? オチはなんとなく想像出来る物でした(というか在り来たりかな?)が、この作品にこれ以外にぴったりなものはないと思います。 話の構成とオチはなんとなく、世にも奇妙な世界ぽいので、 いつか本家でやってくれないかなぁ? |
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