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♪講師:馬淵明彦先生紹介





馬淵 明彦 
(まぶち あきひこ)

国立音楽大学講師

’99-’02  日本ジャック=ダルクローズ協会(F.I.E.R.日本支部) 会長   
日本ダルクローズ音楽教育学会 会員                   
アトリエ・ドゥ・ジャック 会長                 
全日本リトミック音楽教育研究会 本部指導講師

  ☆ 国内外の研究の場にて研究者また指導者として活躍

〜略歴〜
   '69 国立音楽大学教育音楽学科リトミック専攻 卒
   '78 ジュネーヴ(スイス)のジャック=ダルクローズ研究所 留学
   '80 リトミック国際免許 取得
   '81 リトミック国際ディプロマ 取得、のち帰国
 '92・'95 リトミック国際大会(ジュネーヴ)にて講師を務める

                     
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リトミックについて

リトミック教育は、スイスの作曲家であり、また教育改革者でもあったエミール・ジャック=ダルクローズ(1865〜1950)によって、1900年初頭に創始されました。

 リトミックという言葉は、フランス語でRythmiqueであり、これを英語では、ユーリズミックEurhythmicsといいます。ギリシャ語のユーリュトゥモス(ユ―リトミア)に由来しており、ユーは「良い」とか「善い」などを表し、リュトモスは、リズム(流れ、動き、リズム)やプロポーション(つり合い、調和)などを意味しています。つまり、ユーリュトゥモスとは、「つり合いのとれた」とか「良い調和」と「良い動き」「良いリズム」などを表していると言えるでしょう。従ってリトミックとは、教育的・言語的な意味においては、「心と体の一致・調和をはかる」ということになるかと思います。

 リトミックは音楽と動きを融合した教育法ですが、それは音楽を単に耳だけで聴くのではなくて、音楽とともに動きながら全身体的に、また全感覚的に音楽を感じ、表現し、育てようというものです。そのことによって個人の奥深くに潜在している感性や感覚などを目覚めさせ、諸能力を開発することにもつながっていきます。

 リトミックでは音楽に反応して、それを身体で実現したり表現したりします。このとき私たちの内部では、音を聞くそれを理解するどう処理すべきかを考察する実行に移す実感する評価を下す という課程を経ることになります。

 こういう反応活動を経験することによって、私たちは音や音楽に対する集中力・判断力・反応力・理解力などが養われ、さらに表現力や想像力なども刺激され、その結果創造力なども培われていくことになると思います。

 リトミックによって私たちは、自己の持っている可能性を、できるだけ大きく引き出すことが大切ではないでしょうか。感じる心・考える頭脳・実行する身体の調和的発達を願いながら、色々なジャンルでリトミック教育は行われています。


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