BACK
望都
Last Update:2007/06/05(Tue) 15:07

[←Back]   [No.3]   [Next→]
機材名ZOOM PD-01
種類オーバードライブ
他使用機材Gibson SG Std / Marshall BluesBreaker1 / Fender Twin
価格\6500
評価★★★★★


 ▼Comment
「Klonと同じ!」という評判、安さ、生産完了ということで、試しに購入。

Klonと同じかどうかはKlonを使った事が無いので何とも言えませんが、これ自体のモノは素晴らしいと思います。
基本的にかけっぱなしで使っています。

通す事で音の存在感が増し、輪郭がくっきりとして、バンドの中で抜ける音になります。
元音のキャラクターは損なわれず、そこにエネルギーが注入される感じ(?)。
これを導入した途端、ライブで、特に楽器を弾かない人から「バンドの音が良くなった」と言われました。
ノイズの少なさも特筆ものです。

イコライザはHIGHとLOWで、これが痒いところに手の届く使い勝手の良さ。「ニュアンスを変えずに、もうすこし高音/低音が欲しい」というときに役立ちます。
GAINはゼロにするとクリーンブーストで、基本ゼロでいいと思います。アンプがJCだったりするときは少しGAINを上げてやると音がなじみます。最大近くにするといきなり歪むのですがこれの使い勝手は、どうかなー。オマケ程度という感じ。

ケースが激重なのは良し悪しです。頑丈なのは良い事ですが、これと同シリーズのUF-1を両方持ち運ぶと相当重くて鬱です。というわけで、これ無しでの音作りを模索したい気もするのですが、一度使ってしまうとなかなか離れられないものがあります。オーディオ的なデザインも好みがわかれるところかもしれません。

歪みのくせにありえない電池の喰い方をするので、基本はアダプタによる電力供給が必要です。
リレー回路を用いたバイパスに加え、昇圧も行っているようなので、そのせいでしょうか。
中を明けると普通の4558などとは違う小型のオペアンプがやたら沢山使われていました。アナログの化け物という印象です。

これ自体で音を作ろうとしない方がいいかもしれません。
アンプや他のODで歪みのキャラを作って、もう一押し、という時に物凄い力を発揮します。
つなぐ順序はアンプ直前が良い感じでした。

生産完了品ながら、現時点ではまだふつうに入手可能と思います。

※2007/6/4追記
中身の写真をKさんにアップしていただくことができました。
http://www3.kcn.ne.jp/~gauze/pd01/07-05-30_17-52.jpg
↑表面実装タイプのICが、実に六個。アナログ回路です。
http://www3.kcn.ne.jp/~gauze/pd01/07-05-30_17-54.jpg
↑フィルムコンデンサが使用されています。
http://www3.kcn.ne.jp/~gauze/pd01/07-05-30_17-54~01.jpg
↑スイッチまわりです。右の水色のパーツがスイッチです。左の黄色いのは何でしょうね。容量の大きいタンタル・コンデンサ?

[←Back]   [No.3]   [Next→]
Pass:
Miniりすと v4.01