競技かるたと腰痛
「競技かるた」をされている患者さんの
身体を診ていて思うのですが、
「競技かるた」ほど特殊な動きは、
他のスポーツには見られないと思います。
それ故に、身体の動きを含め使い方も、
かなり特殊なものと感じています。
立膝の状態で競技をするのですが、
これが、かなり腰に負担が掛かります。
当たり前なのですが人は、基本は歩く時、
3つ(股・膝・足首)の各関節が連動して動くのですが、
立ち膝の姿勢をしている為、
膝・足首の二箇所の関節は、固定された状態になり、
上半身の体重は股関節一点に集まるのです。
体重が一点に集まる事で、関節内の圧力も上がります。
圧力が上がれば、関節自体が固まり易くなるのです。
また、筋肉は、関節を跨いでいるので、
固まったものを動かすには、
多くのエネルギーが必要となり、筋疲労も起き易くなるのです。
人の身体は、必ず庇った使い方をします。
偏る使い方を長年続けていると
一箇所に集まっている疲労は、痛みを感じ易くなるのです。
それを避けるのに周りがカバーに入るので、
長年この競技に携わっていれば、高い確率で腰痛を感じてしまうのです。
ヘルニアや痺れや怠さ等の症状でも、然りだと思いますので、
他の治療方法で、改善が見られない方、
一度ご相談ください。