競技かるたと腰痛


 

「競技かるた」をされている患者さんの身体を診ていて思うのですが、

「競技かるた」ほど特殊な動きは、他のスポーツには見られないと思います。

それ故に、身体の動きを含め使い方も、かなり特殊なものと感じています。

 

まずは立膝の状態で競技をするのですが、これがかなり腰に負担が掛かります。

当たり前なのですが人は、基本は歩く時、3つ(股・膝・足首)の各関節が連動して動くのですが、

立ち膝の姿勢をしている為、膝・足首の二箇所の関節は、固定された状態にあります。

従って、上半身の体重は股関節に掛かってくるのは容易に想像できると思います。

 

球体関節の周りには、当然ながら色々な方向からの筋肉が取り巻いています。

これは、関節の可動範囲が大きければ大きいほど取り巻いている靭帯や筋肉の種類は、

当然、多くなります。だから色々な方向に動かす事ができるのです。

 

力の方向が変わる時、その反対側から力を加えなければ、方向は変わりません。

これは、ビリヤードで考えてもらえれば解かりやすいかと思います。

クッションを使って落とす時は、クッションに対してボールの入角と出角は常に同じなので、

それを利用してボールを思う方向に変え転がしていく事ができるのです。

 

また、ここで運動エネルギーは、常に真直ぐ進んでいるので、

クッションに当たってもエネルギーは、同じく真直ぐ進んでいます。

このエネルギーをクッションが吸収・反発する事で方向を変えるのです。

当たり前の事です。

 

さて、これらを踏まえて股関節は、常に上半身の重さと

下半身(歩く・走る時の足首・膝)からの衝撃を吸収・可動しながら分散しているのですが、

「競技かるた」では立膝の状態で動いているので、動いていない膝や足首の分の衝撃も全て

股関節の一点に掛かっているのです。

ですから、「競技かるた」をされている方の治療は、

股関節を中心とした身体全体の調整を行った方が早期の改善が診られると思われます。

 

ヘルニアで腰痛持ちの方でも、また他の症状を含めて

痺れやだるさも然りだと思いますので、長期で「競技かるた」を趣味でされている方、

他の治療院で改善が今一見られない方、

一度ご相談ください。

 

 

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