雑 記 帳

 

 

当院を立ち上げる時に、

一番に治療を受けて頂きたいと思っている事があります。

それは、紛れもなく次世代を担う子供達であります。

でも、いきなり子供にどんな治療をするのか、

解からないと言うのが現状なのです。

 

小児鍼について

生後3ヶ月程度から受けることができます。

また治療法としては、皮膚の表面を専用のヘラ等で、

掻き「ツボ」を刺激するのが一般的ですが、

当院では普通の鍼で、皮膚表面に刺激を与えています。

子供の身体の皮膚表面の毛穴は、大人と同じ数だけあるのです。

つまり、ツボも集約していると言う事なのです。

従って、皮膚表面に軽く刺激を与えるだけで、

効果は目に見えてきます。

もちろん鍼は、疳の虫・風邪や喘息・

アトピーなどにも効果は、期待できます。

 

小児の矯正について(チャイルド・アジャスト)

場合によっては、カイロにて

脊柱を整えた方が良い場合があります。

例えば、赤ちゃんがハイハイする時期は、

首を持ち上げて這いずり回るのですが、

このハイハイする頃から「風邪」を

良くひく傾向にあります。



一つ目は、生後半年を過ぎる頃には、母乳からもらう

免疫が切れると言われております。

二つ目は、首を持ち上げる事により、

肩甲骨の間の背骨に負担が掛かってきます。

ここは、ちょうど「風門」のツボにあたる所なので、

変に刺激されるのです。

また、片足でハイハイの時期が長ければ、

骨盤の歪みの「基」となり、

伝え歩きの時期や歩き始めの時期に、

身体の重心がほぼ決まってくるので、

従ってこの頃に、一度チェックしておく事をお勧めしておきます。

 

子供の歯並び

最近の子供の歯並びを気にしている

親御さん達をよく見かけます。



たまに質問もして頂いております。

歯並びと関係しているは、「顎」です。

顎の歪みが、成長に伴い一本一本の歯に

当たる圧力が不均等となり、

当たり方の角度で、色々な方向に伸びていってしまうのです。

 

顎は、往々にして4歳前後から4・5年間、

顔の成長の停滞期があります。

歯医者さんでの歯列矯正は、

この頃を外して矯正を行うそうです。



また女性は、14歳頃・男性は、

17歳頃までが効果的に矯正が行えるそうです。

これは、歯並びを研究されてる

歯医者さんが仰っておられました。

 

背骨と噛み合わせの関係から、

歯並びの調整は当院では、第二頚椎を調整します。

第二頚椎は、上顎と下顎の延長線上に

あり、支点となっています(別名、「歯突起」ともいいます)。

支点がズレると左右の顎関節の位置がズレ、

下顎を引き上げる左右の顎の

筋肉のバランスが不均等となります。

 

結果、歯一本々にかかる圧力が

バラバラとなり違う方向に生えていくのです。

長年、歯列矯正をしていてもなかなか良くならず、

歯科医が匙を投げられる人が、

たまに見受けられます。

 

これは、頚椎のズレが

歯並びを悪くさせる事だと考えてます。

歯並びを気にしておられるのでしたら、

当院において乳歯から永久歯に生え変わる頃が、

一番お勧めな調整の時期だと思います。

 

また、歯並びの調整は、長いスパンで見て頂かないと

なかなか変化が見えてきません。

なので、早い段階からの取り組みで結果が短期間で、

見えてくる可能性があるのです。

女性なら14歳まで、男性なら17歳までに脊柱を含め、

頚椎の調整をお勧めしております。

 

「矯正」についての誤解

カイロや鍼は、その人自己治癒能力に

働きかける治療法です。

当院では、子供の背骨を矯正する時、

大人と同じく矯正音、つまり「ボキッ!」鳴ります。

これは、ムリに鳴らしてるのでもなければ、

半ば力づくで強引にしているわけでもないのです。

 

人間の身体は、自分で治そうとしているのです。

背骨に於いても同じ事で、骨一つひとつ真直ぐに

なろうとしているので、一個々、角度や方向を定めて、

「てこの原理」で最終的に少しだけ力を

加える事で「ボキッ!」鳴るのです。

 

また鳴るのは、目安なので、絶対鳴らさなければ

効果が無いという事はありません。

鳴らないのは、その周りの靭帯が固まっているのです。

周りの靭帯が緩む様にアプローチしていけば

問題無いのです。



1歳児でも90歳の方でも、

治療中「ボキッ!」と鳴りますが、

骨は折れないので全く問題ありません。

 

整体でTVなど画図的に派手に体を引き伸ばしたり、

首や腰をねじ切るような状態(骨と筋肉では角度が違います。)で、

治療(?)しているのを以前見た事があります。

 

コレをそのまま再現している整体院は少なくありません。

コレが主に誤解招く原因と考えられるのです。

 

カイロは、安全な治療法です。

ただ、習得し実行していくのは、

長い道のりと時間が必要なのです。

たゆまぬ努力と向上心をもって更に進みたいと思います。

 

 

 

22年3月16日

 

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