10年目に向けて


早いものですね~。

ここ生駒で、看板を掲げて今年で、10年になります。

この10年長かった様な「あっ!」という間と云うかの10年ですね。o(*^▽^*)o

また昨年末には、当院にとって「建て替え」と云う一大イベント(?)を行いました。

ここまで、これたのも当院を贔屓にして頂いた方々のお陰と感じております。

感謝~感謝~m_ _m

 

さて、手前味噌ながら、この10年で感じた事を書かせていただきます。

私が、カイロや鍼灸を勉強していた頃と比べて

来院する方々の訴えは、随分と変わって来ました。

今までは、「単なる腰痛や肩こり」が全体のほとんど占めていたのですが、

ここ近年は、それだけに留まらず色々な事情が

複雑に絡んできている様に思えるのです。

 

例えば、肩こりで駅の周りにあるクイックマッサージに行った方なら、

多分感じている方、多いと思うのですが、

揉んでもらっている時は、楽になって行くのに、

終った瞬間から凝ってくると云う経験がある方

単なる肩こりで、筋肉の緊張からなるものなら揉んでしまえば、

すぐに取れていくのですが、何故か取れない?

これは、他に原因があるからだと考えるのです。

その原因を取り省かなければ、「あ~っ!楽になった!!」

と心底感じないと思います。

なかなか取れないのでそのうち、「こんなもの」と諦めてしまうのです。

 

今現在、感じている諸症状は、実は過去からの

身体の使い方の「集大成」だと、私は考えているのです。

つまり病気を含め不快な症状と云うのは、今いる「環境」が

大いに関与していると思えるのです。

では、この「環境」とは、それは「仕事」・「住んでいる所」・「食べる物」なのです。

仕事」・・・立ち仕事・座ってる仕事・肉体労働・会社の人間関係など

住んでる所」・・・街中・静かな所・休息できる所・家族関係・近所付き合いなど

食べる物」・・・安全で栄養価の高い食物・バランスの良い食事など

これらに付け加えて、「規則正しい生活」、や「適宜な運動」・「体質」

これら全てが、長年かけて培ってきて、「癖」となりやがて、それが身体の歪となって、

終には、「症状」として現れると考えているのです。

 

「背骨は、その人の歴史を語る。」と師匠は、云っておられました。

まさにその通りだと思います。

ここに私は治療のポイントがあると考え

背骨を含め身体からの情報を「手」で読み取り

「身体が呼ぶ所」、「ツボが呼ぶ所」に自然と「手」

止まりその場所を治療するのです。

「手」が止まる所に「気」の滞りがあり、「滞っている気」を抜くことにより、

「新たな気」が流れ出すのです。

大抵の方は、「すーっ」と身体から何か抜けていく様な感覚があり、

楽になっていくのを実感して頂いております。

 

当然、今ある不快な症状を改善させるのは、もちろんの事なのですが、

この痛みや、だるさ等を含めた、不快な症状を引き起こす原因は、

何なのか?また2度と起さない様にするには?

今を含め、10年後、20年後の身体はどうなっているのか?

その人の身体を診て、「手」に伝わってくるものと絡めて、

お話させて頂き、このカイロや鍼灸が身体を治してい一つのくプロセスとして、

来院されている方々に訴えかけているのです。

 

来院される全ての方が実感される事は無いのですが、

大抵の方は、治療後、本来の有るべき身体に変わっているのに気が付きます。

その反応は、子供を治療すれば顕著に解かります。

大抵の子供は、「次回もして欲しい!」と、

また来た時は、自ら進んでベットの上に乗ります。

子供の身体の反応は、すぐに出ますし、理屈抜きで身体が

何かしらの変化が起きているのです。

つまり、「本物」・「本当」のカイロや鍼灸の治療と云うのは、

本能」に訴えかける治療だと確信しております。

単なる、「癒し」や「リラクゼーション」では無く「本能」に

働きかける治療を目指して、更に精進していきたいと思います。

 

長々と書いてしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。

これからも、更なる努力を重ねて行きますので、

末永くよろしくお願い致します。<(_ _)>

 

 

平成21年1月

平松賢次

 


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