嘘(うそ)
本当でないことを相手に信じるように伝える言葉や態度。いつわり。誤り。不当。
語源   
<1>うつけ説
 「う」はうつけのう、「そ」はそらごとのそ、合わせて「うつけたそらごと」という意味で「うそ」と使うようになりました。
<2>玉須説
  昔、中国に玉須(ぎょくす)という鳥屋がいました。「白いカラスが見たい」という人がいたところ「ああ、それならうちの店にいるよ」と答えました。実際に店に訪れてみるとそんな鳥がいるはずもなく、白い(素)カラス(烏)は「烏素(うそ)」であった、という故事から生まれた言葉です。そして「玉須さん」が「だます」の語源ともなっています。※とてもよくできたおもしろい展開ですが、これこそ誰かが作り上げた「うそ」なのでしょうね。
<3>うきそら説
  浮つく(うわつく)の「浮」と空々しいの「空」で、「うそ」となりました。
<4>カワウソ説
  カワウソが尾を振って人をばかすという俗信から、カワウソを省略して「ウソ」となりました。
<5>実質説
  中身が何もない「失せ」と実質的に「薄い」ことから、「薄き」「失せ」が合わさって「うそ」ができあがりました。
<6>迂疎説
  迂(う=避ける、実質にあわない)と疎(そ=うとい、うとむ)が合わさって「うそ」ができあがりました。





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