さばを読む
 年齢や数量を自分の都合のいいように、ごまかすこと。
 魚市場で鯖(サバ)や鰯(イワシ)などの小魚を数えるとき、目にも止まらぬスピードで「ひとや、ふたや、・・」と数えます。早すぎてあとから数えてみると、たいてい数が合わなかったので、「サバ読み」という言葉がうまれました。
子どもの頃、働きにでていた母親の定期券の購入をよく頼まれました。
母の定期券購入にあたり、「年齢は30歳と書くこと」という強い指導をうけた時期があり
数年間書き続けたことを覚えています。
どうしてそこまでこだわるのかと、聞いたことがありますが
「もし、定期券を落としたらどうするの?」
というピントはずれなお答えをいただきました。

 年齢、といえば・・・

  妻も、誕生日が来ても歳が増えませんでした。
  わが子の頭の中では、私と妻はどんどん年齢が離れていきました・・・・
  子どもがおかしいと気づきはじめても
  「じゃ、おかあさんが、どんどん年とって早く死んでもいいのね!」
  と脅していました。
  サバの数え間違いは意図的ではありませんが、
  年齢のサバ読みは確信犯ですから、本質的には大きく違います(笑)