皮切り
最初に何らかの行動をするときに使います。「手始め」とほぼ同じ意味です
 辞書をひくと「はじめにひとつすえる灸のこと」とあります。最初のひとすえは痛くてたまらない、身の皮を切られるようだ、という意味から使われるようになった言葉です。

 手始め、と違う点は、この「皮切り」には勇気や根気がいる大変なことの始まり、というニュアンスが含まれている点でしょう。「この劇は、大阪を皮切りに各地で・・」と言えば、延々と続くイメージが浮かびます。
「〜切り」といえば、おおきなつづらか、ちいさなつづらか、さあどちら?
で有名な「舌きり雀」の話があります。
これをもじって生まれた言葉が「着たきり雀」。
服を着がえないでそのままで、という意味です。

 着たきり、といえば・・・

  ある真夏の日、先輩(当時は独身でした)のポロシャツが白い粉だらけだったので、
  「汚れてますよ!」と言ったら、
  「それ、塩だから。」という返事??
  なんと先輩は、真夏に数日間も約1週間、同じポロシャツを着続けていたのです。
  いくら独身一人暮らしでも・・。
  これぞまさに着たきり雀。
  まさか、汗からできた塩だとは。

  さらに、「この塩でみそ汁作ったら飲んでくれる?」のひとこと・・・。
  まいりました。やはり、先輩とは偉大な存在です(笑)