ゆ ば
 豆乳にきなこを加えた汁の、表面の膜をほした食べ物。「湯葉」「湯波」「油皮」などと書く。
 もとは「姥(うば)」といい、肌色と細かなしわがあるところが姥(老婆の意)に似ている所から呼ばれていた。なまって「ゆば」となり「湯葉」とあて字された。
「ゆば」は一般の家庭料理では、あまり見かけませんよね。
湯葉巻きなどにしても、和食の高級料理、というイメージがあるのですが。
日常的に食す地方もあるのでしょうか。

 うば、といえば・・・

  「乳母(うば)」という言葉もあります。
  かつての武家などで、
  母の変わりに子どもに乳を飲ませて面倒を見る女性のことを言いました。
  乳を飲ませるからには、その女性にも年の近い子どもがいて「乳母子(めのとご)」といい
  血のつながった兄弟姉妹以上の親密な関係になったようです。

  ベビーカーのことを「乳母車(うばぐるま)」と言いますが、
  私は「姥車」だと思っていて、
  「おばあちゃんが孫のために押す車」という意味だと思っていました(笑)