商人(あきんど)
 商売をしている人。
 商売をすることを、商う(あきなう)といいます。この「あき」は秋のことです。秋は収穫の季節。農民たちの間で、収穫物を中心にいろいろな物資を盛んにやりとりしたことから、「あきにおこなう」=「あきなう」になったのです。

 名詞にすると「あきない」、秋にやってくる人のことを「あきびと」「あきうど」といい、変化して「あきんど」となりました。 
最近は流通過程の変化により、いわゆる「商い」と呼ばれる売り手が見える販売方法が減ってきています。
私の子どもも、「物を人から買う」という感覚はほとんどないようで、スーパーに代表される「置いてある物を集める」という感覚で買い物をしているようです。

 スーパー、といえば・・・

  新商品やおすすめ品の、試食コーナー。
  ウインナー、ミートボール、ハンバーグ、漬け物・・・
  を、つまようじでいただきます!というものです。
  小さなお子さまたちは全く遠慮がありませんので(笑)、
  お母さんが「もうダメよ!それくらいにしておきなさい!・・すみません・・」
  と照れながら手を引いていくシーンをよく見かけました。

  先日、Nスーパーの焼肉の試食コーナーで、若い母親が、
  「今日の晩ご飯のおかずいらんように、しっかり食べときや。家に帰ったら白ご飯しか出さへんで。」
  と言ってました。男の子でしたが、パクパク!と・・・ほとんど食べてしまいました。
  あれ、冗談ではなく本気だったりして(笑)。