ダサい
 あか抜けしない、野暮ったい。最近では、「ぴったり合わないもの」に広く使われています。
 田舎臭い(いなかくさい)を音読みした「だしゃくさい」という隠語の略。「だしゃい」が転じて「ダサい」となったようです。
最近ではとても広く使われる言葉になりました。
つまずいて転けたとき、格好悪いという意味で「ダサ〜」
結果が悪いとき、恥ずかしいという意味で「ダサ〜」
天気が悪くて何かが中止になったときも、期待はずれという意味で「ダサ〜」
数年前までは考えられない使い方が、
おそらくテレビの影響で、若い世代に一気に広まりました。

 ダサ〜、といえば・・・

  私が小さなわが子から、誕生日のプレゼントをもらったときのこと。
  まだ3歳だったわが子は、何かの広告紙の裏に、絵を描いてプレゼントとしてくれました。
  鳥か、獣か、魚か、人間か、はたまた宇宙人か、いや建物にも見えるぞ、
  というような、わけのわからないような絵でしたが、
  「おとおさん、おめでとう」と書いてあるだけで、十分うれしいものでした。

  私が持ち歩いているのを見た若い女の子が
  「それなに?」と言ったので
  「誕生日のプレゼント!ええやろ〜。」と返事しました。
  そのとき、返ってきた言葉が
  「ダサ〜」でした。

  意味がはっきりわからなかったのですが、
  何となく不愉快なので「なにがダサいの?」と聞き返しました。
  すると、
  「めちゃかわいいやん。子どもさんが書いたんやろ?」

  「それって、かわいいという意味?」
  「うん!なんか全然似合わないけど、いかにもマイホームパパって感じ!」

  ・・・ダサ〜って、ほめてくれてたのか。
  それに、最後の説明も、理解するまで時間がかかりました(苦笑)
  みなさんは、わかります?