●美化語(びかご)

意識して自分の言葉遣いを上品にしようとする言葉の味つけをいいます。

丁寧語に含める考え方もあります。
「味つけ」という表現にしたのは、
テレビなどで、いわゆる調理の先生と呼ばれる人が多用するからです。

●「お紅茶のお皿にお砂糖をそえて・・」
●「お食事のあとのお抹茶で・・」

などが代表的な例です。「お料理語」と呼ばれることもあります。
一般的には女性が美化語を多く使い、「女性語」という表現もできます。
最近では、わざと多用して「お笑い的表現」とすることもあります。

「お菓子」「お風呂」「おつとめ」のように定着した美化語も存在しています。
「おかき」などは「お」をとってしまえば理解できません。
敬意は考えずに、とにかく言葉遣いの丁寧さだけを意識した表現です。

美化語は使いすぎると品位が落ちます
気をつけたいものです。