●謙譲語・謙遜語(けんじょうご・けんそんご) フッタ

相手に敬意を表して、こちら側の行為をひかえめに表現する言葉遣いです。

自分や身内の言動、呼称などに謙譲語・謙遜語を使います。こちら側の言動を「ひかえめ」に言うことによって相手に敬意を示しているので、敬意の対象は相手、言動の主体は自分側です。

 私は、謙譲語の中でも特に「自分自身の言動に使う謙譲表現」を「謙遜語」とよぶことにしています。謙譲語はひかえめな表現ですが、相手を不愉快な気持ちにさせることもあります。あまりに強い謙遜の言葉や、意味のわからない使い方は、逆に相手を不愉快にさせますし、場合によっては「いやみ」や「卑屈な態度」だと誤解されます。「もっとも日本的な敬意表現」であるだけに、その心の内面は読みとりにくいときもあります。

 ●尊敬する相手に何かをしかける「こちら側の動作」で使う。
 ●同じ表現であっても、いい意味なのか嫌みなのか、その時の態度に左右されることが多い。

というのが謙譲語の特徴です。

 どんな表現があるのかは、敬意表現 対照一覧表をご覧ください。


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