故事成語

伐木の契り
伐木の音(木を切る音)が森の中に響き渡っている。
こんなにも騒がしい伐木の音の中で
おう、おう、と鳥の鳴く声が聞こえてくる。
深い谷から高い木へと遷(うつ)り
おう、と鳴いては、友を呼んでいる。

あの鳥たちでさえ
こうして友を呼びあっているのだ。
まして、人ならば
友を求めずには生きてゆけないだろう。
とても親密な友情のこと。

<例> あの二人は、幼いころから伐木の契りで結ばれている。