故事成語

紅一点
 宋の国の王安石(おうあんせき)が大臣だったとき、翰林院(かんりんいん)の庭に柘榴(ざくろ)の林がありました。とても美しい緑の枝葉が生い茂っている中に、たったひとつだけ紅(あか)い花が咲いていました。
 それを見て、王安石は詩を詠みました。
 
   とても濃い青葉が茂る木々の中に
   たったひとつの紅い花が咲いている
   人を感動させる春の景色は
   この紅い花だけで十分だ
男性ばかりの中に女性がひとり交じっていること。

<例> 彼女はわがチームで紅一点の存在なのです。