ちはやぶる 神の社し なかりせば 春日の野辺に 粟蒔かましを
娘子 万葉集 3-404
神の社さえそこになければ、春日の野辺に粟を蒔きたいのだけれど。佐伯の赤麻呂から贈られた歌に娘子が答えている。 粟をまくは、恋の比喩で会いたいという気持ちを歌っている。
奈良市春日大社神苑にて