|
||
つぎねふ 山背路を 他夫の 馬より行くに 己夫し 歩より行けば
つぎねふ やましろぢを ひとづまの うまよりいくに おのづまし かちよりいけば
万葉集 13-3314
|
「つぎねふ」は山城の地をほめる枕詞でつぎねが生うるの意味。一人静・二人静・花筏などの説がある。 花筏は雌雄異株の落葉潅木で山地に生え高さ1.5m程度。春から初夏にかけて葉の中央に淡緑色の3・4弁花をつける。雄花は数個、雌花は1〜3個つく。雄花には4つのおしべが、雌花には1つのめしべがある。花筏は花を載せた葉が筏に見えるから。花の後は緑から黒い実をつける。
|