平城宮跡 (冬)


平城京は710年元明天皇が藤原京から遷都して以来7代74年間の都でした。

 
    朱雀大路から朱雀門を望む          遠方左に朱雀門、右に生駒山を望む     

飛鳥(とぶとり)の 明日香の里を おきて去なば 君があたりは 見えずかもあらむ
遷都のため、明日香を後にして行ったなら、あなた(亡き夫草壁皇子)のいるあたりを見ることができなくなるだろう

元明女帝 万葉集 1-78

 
    平城宮・宮内省を望む            宇奈多理座高御魂神社を望む     

家持の父旅人、太宰府の長官として九州に赴任していたが、老境にあり、冬の日に雪を見て、
奈良の都を思う望郷の歌1首。

淡雪の ほどろほどろに 降り敷けば 奈良の都し 思ほゆるかも

大伴旅人 万葉集 8-1639


大極殿を望む