法華寺・光明皇后


 


久我高照法華寺門跡の揮もう

古の ふるき堤は 年深み 池のなぎさに 水草生いにけり

山部赤人の故太政大臣藤原不比等の家の山池を詠める歌1首

万葉集 3-378


秋艸道人 会津八一

ふじはらの おほききさきを うつしみに あひみるごとく あかきくちびる

   
法華寺守り犬          空風呂                

佐保路の西端に法華滅罪の寺がある。ここに藤原不比等の邸宅があり、 不比等の死後娘の光明皇后が法華寺を建立。 皇后が千人の病院の垢を流したという空風呂がある。 本尊の十一面観音像は皇后の姿を写したものと伝えられる。