宿り木・寄生木 (やどりぎ) : ヤドリギ科

万葉名 寄生(ほよ)

あしひきの 山の木末(こぬれ)の 
寄生(ほよ)取りて
挿頭(かざし)つらくは 
千年(ちとせ)寿(ほ)くとぞ

万葉集 大伴家持 10-4136

山の梢の寄生を取って髪に飾るのは、千年の命をお祝いしてのことですよ。

 


えのきに寄生するほよ 
春日大社神苑 2004.4.25



宿木の花  春日大社神苑 

寄り木は古代には「ほよ」と呼ばれた。大伴家持たちは、宴会でほよを髪飾りにして千年の長寿を祝ったといわれる。
宿木は洋の東西を問わず、今も昔もめでたい聖霊の宿る植物として大切にされている。



琵琶湖岸


東大寺境内 紅葉に寄生


  
夏             秋紅葉