布留山 ・ 石上神宮


 

未通女(おとめ)等が 袖布留山の 
端垣(みづかき)の 
久しき時ゆ 思いきわれは

万葉集 柿本人麿 4-501

乙女が袖を振るという布留山の社の生垣が幾久しいように、ずっと昔からあの娘のことを恋い続けてきたのですよ。私は。


石上 布留の神杉 神さびし 
恋をもわれは 更にするかも

万葉集 柿本人麿 14-2417

石上の布留の神杉のように神さびていても、また恋をするのかなあ、私は。

 
 

天理市、石上(いそのかみ)神宮は布留社ともよばれ、古代朝廷の武器庫をになっていた。
大神神社とともに我が国最古の神社。 境内には神の使いの鶏やちゃぼが放し飼いされている。

 

 

 
布留の神杉  石上神宮拝殿