大君は 神にしませば 天雲の 雷の上に 庵らせるかも
おほきみは かみにしませば あまくもの いかづちのうえに いほらせるかも
万葉集 柿本朝臣人麻呂 3-235 天皇は神でいらっしゃるから、天の雲の雷の上に行宮を建てられることだ。第3巻の巻頭歌で持統天皇の国見儀礼に参列した柿本人麻呂の女帝賛美も気持ちが格調高く歌われている。
甘樫の丘の北にある高さ10m程の丘。神が宿る神聖な丘として天皇が国見儀礼をおこなった。
2004.4.11 可愛らしい雷の丘の後方に畝傍山が望まれる。 2004.4.11 菜の花畑の左後方に雷の丘 中央後方は耳成山