真神の原 ・ 飛鳥寺

大口の 真神の原に 降る雪は いたくな降りそ 家もあらなくに

舎人娘子 万葉集 8-1638

 

 




入鹿の首塚から甘橿の丘を望む

飛鳥は大和の国家の発祥の地 。飛鳥の里のほぼ中央にある甘樫丘、その北に可愛い雷丘があり、東方には飛鳥川に沿って真神の原が広がる。

645年、蘇我入鹿が暗殺される。蘇我氏は滅亡し中大兄皇子、中臣鎌足が大化改新を断行。 入鹿が首をはねられると、父の蝦夷は甘樫丘の私邸に火を放って自殺し蘇我氏は滅びた。うち取られた入鹿の首が鎌足を追ったので五輪塔を立てて供養したのが入鹿の首塚であると伝えられている。


入鹿の首塚