大津皇子、石川郎女に贈る御歌1首
あしひきの 山のしづくに 妹待つと 我れ立ち濡れぬ 山のしづくに
大津皇子 万葉集 2-107
石川郎女が和え奉る歌1首
我を待つと 君が濡れけむ あしひきの 山のしづくに ならましものを
石川郎女 万葉集 2-108
大津皇子崩らしめらゆる時、磐余(いわれ)の池の堤にて、涙をながして作りましし御歌一首 もも伝ふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ
大津皇子 万葉集 3-416
水上池 うわなべ古墳
大伯皇女の歌へ