橿 (かし) : ブナ科万葉名 橿 (かし) |
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級照る 片足羽川の さ丹塗りの 大橋の上ゆ 紅の 赤裳裾引き 山藍もち 摺れる衣着て ただ独り い渡らす児は 若草の 夫かあるらむ 橿の実の 独りか寝らむ 万葉集 高橋虫麿歌集 9-1742
若草の夫がいるのだろうか。それとも橿の実のように独りで寝ているのだろうか。
問うてみたいのに、あの娘の家を知らないことよ。 |
ぶな科の常緑高木。しらかし、あかがし、あらかしなど。 万葉の舞台となっている関西ではアラカシが多く、単に樫というとアラカシの場合が多い。 実は1笠1つのどんぐり。ひとり寝の比喩に使われる。
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