黍 ・ きび


インド原産の稲科の1年草で五穀に数えられる。秋に無数の花をつけた花穂をだす。
 


春日大社神苑

梨なつめ きびに粟つぎ 這う葛の 後も会はむと 葵花咲く

娘子 万葉集 16ー3834

梨についでなつめ、きびについで粟、さらにつるを伸ばしてはう葛のように、
後も会おうと葵の花が咲きます。
植物づくしで、黍に粟(きみに会いたい)気持ちを軽やかに歌っている。