万葉集 河辺宮人 2-228
おとめの名は千代に伝えられるだろう。この姫島の小松が老樹になり、苔のむすまでに。
み吉野の 青根が峰の 苔むしろ 誰か織りけむ 経緯(たてぬき)なしに
万葉集 7-1120
吉野の青根が峰の苔は青々と美しい。苔のむしろのようだ。 誰が織ったのだろう。縦糸横糸の区別もなく。