真木 ・ まき


すぐれた用材となる樹木。巨木になるので神聖な木と考えられた。
 

 
佐保山陵にて

真木柱 太き心は ありしかど この我が心 鎮めかねつも

舎人 万葉集 2-190


槙とくろがねもちの実 自宅

真木の上に 降り置ける雪の しくしくも 思ほゆるかも さ夜訪へわが背

他田広津娘子 万葉集 8-1659

真木の上に幾重にも降り積もった雪のように、幾重にも思っています。
夜お訪ねくださいね。あなた。