吉野水分神社
 

水をつかさどる神を祀り、吉野上千本にしずまる。万葉時代には青根が峰にあったとも伝えられる。
5月には鈴蘭が香り、九輪草が咲く。社殿は豊臣秀頼の再建で、桃山時代有数の神社建築。
 


九輪草と社殿

神さぶる 岩根こごしき み吉野の 水分山を 見ればかなしも

万葉集 作者不詳 7-1130

神々しい岩の険しい吉野の水分山を見ると感動を覚えるよ。


鈴蘭                        神社の門を望む                        

水分(みくまり)とは水配りの変化した言葉で、水源地や山の分水嶺に水の神を祀った。