長屋王と吉備内親王は共に天武天皇の孫に当たります。政界でまた文人として活躍していましたたが、
謀反のかどで自殺に追いやられます。吉備内親王と皇子達も後を追って殉死しました。
奈良県平群町梨本に長屋王と妻の吉備内親王の墓がある。
長屋王 万葉集 1-75
宇治間山の朝風は寒い。旅路にあって衣を貸してくれる妻もいないことだのに。
長屋王の墓
大君の み言かしこみ 大あらきの 時にはあらねど 雲がくります
倉橋部女王 万葉集 3−441
天皇のご命令を尊んで、寿命が尽きたのではなく、長屋王はおかくれになられます。
長屋王の墓所の近くに吉備内親王の墓がある。今は住宅地に囲まれてひっそりと鎮まる。