山の際(ま)に 雪は降りつつ しかすがに この川柳は 萌えにけるかも
万葉集 春の雑歌 10-1848 山のあたりに雪は降り続くが、そうは言っても この川柳は萌え出したことだ。
霰(あられ)降り 遠江(とほつあふみ)の あと川柳 刈りぬとも またも生うという あと川柳
万葉集 柿本人麿 7-1293
霰が降り、遠江の あと川柳よ、いくら刈ってもまた生えてくるあと川楊よ。
春日大社神苑 2004.3.14