山の辺の道の途中、環濠の集落萱生あたりから西の大和平野を見下ろすと太古は原生林で覆われていた神奈備の森。上つ道に面して立つ大鳥居から、大樹の木漏れ日の中の参道を進むと神殿に至ります。祭神は大和大国魂の大神。 神の名の大和は近郷の地名から今の奈良県の国名になり、さらに日本全土の名前になった。日本の国号の原点の神といえる。 |
好去好来の歌一首
神代より 言い伝て来らく そらみつ 大和の国は ・・・・・
大和の 大国魂(おおくにみたま) 久方の 天の御空ゆ
天がけり 見渡し給ひ こと終わり 帰らむ日は ・・・・・
万葉集 山上憶良 5-894
天平5年遣唐使多治比広成の無事を祈念して山上憶良が送った送別の長歌。
2001.2.12
大伴の 御津の松原 かき掃きて 我立ち待たむ 早帰りませ
万葉集 山上憶良 5-895 5-894の反歌