佐保過ぎて 奈良の手向けに 置く幣は 妹を目離れず 相見しめとぞ
長屋王 万葉集 3-300
長屋王が北国に旅立つ時、妻との別れを詠んでいます
君に恋ひ いたも術(すべ)なみ 奈良山の 小松が下に 立ち嘆くかも
笠郎女 万葉集 4-593
笠郎女が家持に捧げた悲恋の歌です