万葉名 小竹・佐左 (ささ)
柿本人麿石見の国より妻に別れて上り来た 時の歌
小竹(ささ)の葉は み山もさやに 乱(さや)げども われは妹思ふ 別れ来ぬれば
柿本人麿 万葉集 1-133
笹の葉の さやぐ霜夜に 七重着る 衣(ころも)にませる 子ろが肌はも
防人歌 万葉集 20-4431
ささはもともと小さいという意味であり、笹はクマザサ、アズマザサなどの小型の竹類の総称。
熊笹